梅雨も終盤に差し掛かり

ひと時の快晴がやってきた。

折しも7月末には

批判吹き荒れる

GoToトラベルキャンペーンを利用して

(もちろん関東圏ではない)

breakout初のロングツーリングを

計画している。


長雨続きで、しばらくbreakoutとも

ご無沙汰であったので

調子を見がてら久しぶりの走りを

楽しむことにした。


ガレージに到着して、いつものルーティンで

本体のハンドルロック

前輪のキー付きロック

そして、後輪のダイヤル式ロックの解除にかかった。

が、しかし

・・・ん?開かない?

解除の4桁のナンバーに合わせているのに

開かない・・・

冷や汗に続き、大量の汗が噴き出してきた。

仕事中は過ぎ去る速度が遅い時間も、

どんどん過ぎ去っていく。

全部のダイヤルを回して、

再び解除ナンバーに合わせてみたり、

もしやと思い、何の根拠もなく

0000を試してみたり・・・

そして、沸々と怒りが込み上げてきた。

メーカに電話するも土曜日だから繋がらない。

代表、総務、営業、事業企画

HPに列記されている番号全てに

リダイヤルの攻勢をかけたが

こういう時に火に油を注ぐような

呑気な女性のアナウンスが流れるだけだった。

「この大切な時間をどうしてくれるんだ!」

「いや、このまま開かないと1日が台無しじゃないか!」

ぶち壊してやる!!

・・・しかし、過去の2度の盗難から

ロックだけは頑丈なものを手に入れたのだった。

なんてこったぁ!

怒りと汗がとめどなく噴出される。

『いや、落ち着け。ツーリング当日でなくて

 良かったじゃないか。その為の今日だろう』

気持ちを落ち着かせ、WEBで検索したり

説明書を見たりして、冷静に原因を考えてみた。

そして、気持ちを切り替えて

お車救急サービスに依頼することにした。

そして、待っている間・・

ロック解除のダイヤルを合わせるには

♂を♀に刺し込まずに、上記のRESETダイヤルを回してからの

操作になるので、意図的にやらない限り

偶発的な操作ミスでは起こらない。

いつも、決まりきった操作しかしていないので

何らかの予期せぬことが起こったとしか言いようがないが

原因は別として、

それならば解除ナンバーから大きく外れることは無いだろう。

という結論に達した。

元々設定した解除ナンバーから近い数字を

丹念に一つずつ、試していった。

2~3分が過ぎた


“ガチャっ”

・・・開いた。

喜びよりも、力が抜けた。

ダイヤル式ロック

危ねぇ!こんなことがあるんだ。

恐くて使えねぇじゃないか。

滝のような汗をぬぐった。

とにかく、開いて

良かった。


俺もまだ青い

怒りを鎮めるかのように

普段は1500rpmくらいに抑えているが

スタートからいきなりover2000rpmで

VANCE&HINESが吠えまくってしまった。

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