あれは16の時・・

深夜の中心街。

友人が乗りつけた、SUZUKI MameTan50

クラッチ?ニュートラル?

全く、バイクなんぞに興味がなかった俺は

初めて聞く単語に、???

まったく意味が分からなかった。

が・・しかし・・

人生で(運転席は)初めてバイクに跨り

恐る恐る、クラッチを握り、ギアをローに入れて、

ゆっくりとクラッチを開けながらアクセルを回すと

そろそろとバイクは動き始めた。

この時の感動は今でも忘れないし、

これが俺とバイクの出会いだった。

次の日には免許より先に、

「モンキー買わない?」と

友人からメモが回ってきた。

「買う!買う!」

・・56になる今年、先のことを何も考えずに

ノリと勢いでHarley-Davidsonを買ったのと、

基本、何も変わりはない。

その後、原付の免許を取得し、

晴れて、モンキーで公道デビューをしたものの

すぐに飽き足りなくなって、

YAMAHA MR50を、もちろん中古で手に入れた。

さらに、パワー(スピード)が欲しくなり、

当時、YAMAHA RZ50が発売される

前身モデルともいうべき、

RD50(80にボアアップ)を手に入れた。

世の中も、まさにバイクブームの夜明けの時代であり

50CCを始め、400CCクラスのイカシタバイクが

各メーカーから、こぞって発売されていった。